【完全版】うつ?つらいメンタル不調。ドラッグストア薬剤師がおすすめの市販薬を紹介!

最近、身体はだるいし、やる気も出ない
たまにカーッとなる時もあるんだよね…

メンタル面の不調は人それぞれ。
ここまでよく頑張ったね♪無理はしないで~

しんどいんだけど、休むにも、相談するのも、気が引けるな~

そうだよね(泣) 市販の薬を紹介するから
少しでも力になれたら良いな♪
メンタルの不調について

昨日まで楽しかったことが、急に楽しくなくなる。仕事でミスを繰り返してしまい、立ち直れない。夜は考え事をしてなかなか寝れない。毎日のように自己反省会を行っている。鉛のように身体が重い。など、メンタル面での不調は日常生活に悪影響を及ぼします。
できれば周りに迷惑をかけたくない。ただの甘えのはず、病院に行くまでもない。そのような責任感のある他人思いのあなたの考えがかえって症状を悪化させているかもしれません。
誰しも一時的な落ち込みは経験があると思いますが、今のあなたがつらい状態にはうつ病や他の精神疾患が隠れているかもしれません。ひとりで抱えこまず、適切な治療が第一です。
とはいえ、一旦市販薬で様子をみようという相談は想像以上に多く、少しでも力になれればと思いドラッグストア勤務の薬剤師が市販薬をいくつか紹介していきますね。
症状別おすすめ市販薬
眠れない時
身体が休まらずに、心が悲鳴を上げているのに眠れないとより身体は不調へ向かうでしょう。眠れないときにおススメの薬だけでなくサプリメントも紹介していきます。
ジフェンヒドラミン製剤(第一世代抗ヒスタミン薬)
こちらはドリエル・リポスミン・スリーピンなどの有名な商品があります。市販の睡眠薬と言えばこれらの商品を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、薬剤師としてはあまりおススメしません。なぜかというと、抗ヒスタミン薬は一般的にアレルギーを抑えるような薬で中でも第一世代というグループは強力な眠気を催します。ということで、アレルギー薬の副作用を用いて睡眠を促す薬と思っていただいて良いかとおもいます。
耐性も形成しやすく、緑内障や前立腺肥大の疾患をお持ちの方は服用を「相談すること」とされているので注意が必要です。とはいえ、市販で購入できる睡眠薬としては重要な選択肢のため紹介していきます。
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漢方薬 柴胡加竜骨牡蛎湯 / 抑肝散 / 酸棗仁湯
まず初めに柴胡加竜骨牡蛎湯。こちらは日ごろの精神的ストレス、疲れなどからくる不眠に有効です。普段は活発ではあるものの急に不安やイライラがでてきたり、大事な試験や発表を控え、緊張して眠れない人などに効果的です。
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続けて抑肝散。こちらは神経が高ぶって、苛立ちや怒り、落ち着かないなどの状態からくる不眠に有効です。小児の夜泣きや認知症の方にも使われることもあります。
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最後に酸棗仁湯。上記二つと比べてあまりメジャーな薬ではありませんが、こちらは心も体も疲れ切ってしまい眠れないような状態に有効です。イライラやカーッとなることがない方はこちらを選択してみてはいかがでしょうか?
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サプリメント 快眠ユーグレナ
薬の服用は怖いなと感じる方にはサプリメントがおススメです。世間的にはGABA(γ-アミノ酪酸)が有名かと思いますが、個人的にはアリナミン製薬の快眠ユーグレナがとてもおススメです♪個人差があるとは思いますが、翌朝のスッキリ感がよく朝の憂鬱感が改善しました。ユーグレナ(和名:ミドリムシ)はスーパーフードとも呼ばれ、栄養も豊富です。気になる方は是非お試しください。
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イライラが止まらない時
漢方薬 柴胡加竜骨牡蛎湯 / 抑肝散 / 加味逍遙散 / 黄連解毒湯
まずは、眠れない時にも紹介した柴胡加竜骨牡蛎湯・抑肝散。神経の高ぶりや、苛立ちからくるイライラにはこちらが有効です。この二つの使い分けとしては、自身のみに影響する不安やイライラには柴胡加竜骨牡蛎湯。周りにも怒りっぽくなるようであれば抑肝散がおススメです。
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次に、加味逍遙散。更年期障害でのイライラで女性に多く処方されますが、近年では中高年男性もホルモン減少の影響を受け、更年期障害を引き起こすと考えられています。ホルモンの変動によるイライラには非常に有効です。
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最後に、黄連解毒湯。こちらは血圧が上がったり、身体が熱くなってカーーッとなるようなイライラに有効です。むしゃくしゃして食べ過ぎたムカつきにも効くのでストレス発散に暴食をしてしまった方の選択肢にもなりますね♪
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月経周期や更年期障害による不調
漢方薬 加味逍遙散 / 当帰芍薬散 / 桂枝茯苓丸
まずは加味逍遙散。漢方薬の中でも女性特有の症状に対して優れた効果を発揮することで、更年期障害、PMS(月経前症候群)、自律神経失調症等でよく使用されます。いらいらや憂鬱な感じ、胸やおなかの張りにも効果的です。
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次に、当帰芍薬散。頭痛やめまい、月経周期による下腹部痛、耳鳴りや動悸にも効果を発揮する漢方薬です。若い方から幅広く女性の不調に使用され血行もよくなり、冷えにも有効です。
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最後に、桂枝茯苓丸。こちらも当帰芍薬散のように頭痛やめまい、月経周期による下腹部痛に有効とされ、ニキビなどの皮膚疾患に使用されることもあります。ホルモンの影響で皮膚状態が悪くなっていると感じた場合には有効です。
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そして、女性の疾患には命の母をお求めになる方も多いです。こちらも基本的に生薬で構成されているので、登録販売者や薬剤師と相談の上、自身にあった薬を選択できると良いでしょう。
落ち込みが激しい時
漢方薬 半夏厚朴湯 / 補中益気湯 / 加味帰脾湯
まずは、半夏厚朴湯。うつっぽい状態や不安、のどがつかえる感じや違和感(ヒステリー球)、息苦しさなどがある方に有効です。これらは精神的ストレスから自律神経が乱れることによって生じるため気の巡りをスムーズにして改善を促します。
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次に、補中益気湯。疲労感や倦怠感があり、元気がでない、食欲がない方の体力回復に有効です。やる気が出ない、考えがまとまらないなどの精神的な意欲の低下にも効果が期待できます。
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最後に加味帰脾湯。長時間の過労やストレス、睡眠不足により体力が弱っている、貧血っぽい、精神不安がある方に有効です。のどのつかえがある方は半夏厚朴湯を選択し、イライラなども伴う場合には柴胡加竜骨牡蛎湯の方が適しています。
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動悸がする時
漢方薬 柴胡加竜骨牡蛎湯 / 桂枝加竜骨牡蛎湯 / 苓桂朮甘湯
初めは柴胡加竜骨牡蛎湯。ストレスによるイライラや不安、不眠、動悸に効果的で、精神的な興奮や動揺を抑えるのが特徴です。本記事3回目の登場ですが万能とは考えず、自身の症状にあった漢方薬を選択するようにしましょう。
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次に桂枝加竜骨牡蛎湯。不安や緊張からくる動悸や息切れ、発汗などにも有効的です。体が弱く疲れやすい、神経質で繊細な方に向いています。
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最後に苓桂朮甘湯。めまいやふらつき、動悸、息切れ、不安感などを改善するのに有効です。動悸だけでなく目が回るなど症状がある方の選択肢になります。また、自律神経の不調によって神経が過敏になる方にも使用されます。
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不安がひどく続く時には…
医療機関を受診しましょう

上記で紹介してきた薬は一時的な不眠や、イライラ、緊張による動悸を改善するものです。不安感が強い場合や症状が1週間以上続く場合には、医療機関の受診をしましょう。
適切な治療の開始が遅れれば遅れるほど、回復までの道のりは長く、遠くなってしまいます。心身の不調はこれ以上動くのは厳しいと悲鳴を上げている大事なサインです。休むことは甘えではありません!大きな一歩を踏み出してみてください。明るい未来が待っています♪
適切な漢方薬の選択
この記事で紹介した薬のほとんどが漢方薬になっています。その理由としては、処方箋によって調剤されるメンタル不調の薬と同じような薬は漢方以外に存在しません。
医療機関の受診経験があり、「以前病院でもらっていた薬と同じ薬が欲しい」といった問い合わせが多くあります。その場合には第一に再度受診をしていただくことをおススメしていますが、今がつらいあなたの状態にあわせて、登録販売者や薬剤師が適切な漢方薬を案内してくれると思います。
漢方薬は合う・合わないが出やすい薬で、即効性が感じられないものも多いです。体質や症状の聞き取りから個々に合った選択が非常に大事になるので、是非専門家に相談してみてくださいね♪
かんたん漢方選び方マニュアル|漢方セラピー|治すチカラが目を覚ます。|クラシエ
私に合う漢方薬の見つけ方 – 漢方の特徴 – 漢方について – 株式会社ツムラ
企業が出している、漢方の選び方も参考にしてみると良いでしょう(^^)/
相談窓口

相談窓口案内|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
私自身も精神疾患を抱えたことのあるひとりです。人それぞれ悩みやつらさは違います。
ひとりで抱え込まず、困った時には相談窓口も活用してくださいね♪
