【薬剤師が解説】口唇ヘルペスに使える市販薬は?初めての口唇ヘルペスはどうする?

うわっ!なんだこの口にできた水ぶくれは!ピリピリ・ちくちくして不快だなぁぁぁ💦

それは、大変だね…それってもしかしたら口唇ヘルペスかも?初めての場合には、お医者さんに診てもらわないとね!
唇にピリピリ・チクチクする感覚や痛み、そして水ぶくれ…。それは 口唇ヘルペス かもしれません。口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによる感染症で、一度感染するとウイルスが体内に潜伏し、疲れやストレスで再発するやっかいな症状です。
この記事では、そんなつらい口唇ヘルペス症状の市販薬での対処法や、選び方をドラッグスト薬剤師がわかりやすく解説します♪
口唇ヘルペスについて
口唇ヘルペスとは?

単純ヘルペスウイルス(HSV-1)が原因で起こる感染症です。
主な症状としては…
- 唇やその周りのピリピリ感
- 赤み・腫れ
- 小さな水ぶくれ(水疱)
- かさぶた
このウイルスは、直接接触や唾液を介して他の人に伝染し、厄介なのはウイルスが一度侵入すると、体内に潜伏してしまうのです。
免疫力の低下や、ストレスや疲労で、ウイルスは再活性化し口唇ヘルペスが再発します。また、大人になってから初めて感染すると、大きな腫れ・水ぶくれ、場合によっては発熱やだるさを伴うこともあります。
そのため、口唇ヘルペスは症状が出始めた初期(ピリピリ段階)で対処するのが超重要です!ただ、市販薬は再発の口唇ヘルペスでしか使用できません。初感染の方は、必ず医療機関を受診しましょう。
口唇炎・口角炎との違い
口周りの症状には、口唇炎や口角炎と呼ばれるものもあります。
口唇炎は唇全体や一部に炎症が生じたもの。唇が乾燥してかさかさになっていることが多く、皮むけを伴うこともあります。赤み・腫れ・ひび割れなどの症状がみられるのも特徴です。
口角炎は口の端(口角)だけに炎症やひび割れが出るもの。多くは口角に亀裂ができ、唇の乾燥だけでなく食事や会話などの動作で亀裂が広がるため、治り辛いのが特徴です。赤みを伴うことも多々あるでしょう。
口唇炎や口角炎の多くは唇の乾燥によるもので、冬場の乾燥時期には注意が必要です。リップクリームや保湿剤で予防ができますが、かえって刺激となっている場合もあります。さらに、栄養不足や免疫力低下状態では症状が長引きやすく、これらも原因の一つですす。
口唇炎・口角炎⇒乾燥や赤み、皮むけや亀裂が見られる。
口唇ヘルペス⇒水ぶくれができて、ピリピリとした痛みがある。
ざっくりとした、見分け方はこんな感じ。口唇ヘルペスには抗ウイルス薬が有効で初回の場合には受診が必要ですが、口唇炎・口角炎は市販薬で初回も対応できます。こちらの記事を参照してください♪
【なかなか治らない…】口唇炎・口角炎におすすめの市販薬を薬剤師が厳選! | やくちゃの薬学茶屋!
市販薬で治せるの?

結論:再発の場合のみ市販薬で対応可能
日本では、医療用と同じ有効成分の抗ウイルス薬がいくつか市販で販売されています。ただし、一類医薬品にあたるため薬剤師が居る時間での購入が必須です。
- 過去に医師から「ヘルペス」と診断されたことがある
- 再発であること
これらの場合にのみ市販薬は購入可能です。代理の方でも問題ありません♪ 今まで診断を受けたことがない方は、重症化する可能性もありますので、必ず医療機関を受診してくださいね!
代表的な市販薬と選び方
市販薬の種類は、あまり多くありません。抗ウイルス薬である、アシクロビルかビダラビンを配合されているものを選びましょう。口唇ヘルペスが疑われる場合には、間違ってもステロイドの薬は使用しないでください!余計に悪化する恐れがあります。
アシクロビル配合
大正製薬のヘルペシアクリーム。
こちらは、クリームタイプなのでべたつきやテカリ感が抑えられており、べたっとする軟膏が苦手な方におススメです♪薬剤師が居る時間に購入できない方は、ネットでも購入可能なので、再発しやすい方は一本持っておくと安心ですね。
そして、ヘルペスの薬と言えば、アクチビア軟膏を思い浮かべる方も多いかもしれません。こちらは、長らく愛されてきましたが、2024年10月に販売中止が告知されていますので、現段階で手に入れるのは難しいと思われます。
アクチビア軟膏と同じ成分が含有されている薬が、ヘルペシアクリームです♪同じ成分をお探しの方はこちらを選択しましょう♪
ビダラビン配合
佐藤製薬のアラセナS
アラセナSクリーム | 製品検索 | 薬と健康を見つめる製薬会社 佐藤製薬株式会社
こちらは、医療用で昔から使用されているビダラビンを医療用と同量含んでいる製品です♪こちらはクリームタイプと軟膏タイプがあるみたいなので、好きな方を選んでくださいね!軟膏は油分が多いタイプ、クリームは油分と水分がバランスよくさらっとしています。
現在、販売されている口唇ヘルペスの薬はこのヘルペシアクリームとアラセナSだけ?だと私は思っています!では、どちらがおススメかって話ですが…
正直どっちでも良い!!早く使用開始しましょう!!
店舗によって取り扱いは様々ですが、薬剤師の居る店舗であればおそらくどちらかは置いてあると思います。症状がある方は、すぐに使ってほしいので、その場で手に入るものであればどちらでも良いです!
登録販売者や薬剤師に「口唇ヘルペスの薬ありますか?」って聞いてみてくださいね♪
効果を最大化する使い方
薬の準備ができたら、症状を改善するために正しく薬は使用しましょう。
- ピリピリしたら即塗る
- 1日数回しっかり塗る
- 患部を触らない
この3つは鉄則です!!適切な対処が不快な症状をいち早く改善します。
口唇ヘルペスはウイルスによる感染症なので、ウイルスが増殖する前に早い段階で使用するのが最も効果的です♪そして塗布する回数は、ヘルペシアクリームが1日3~5回、アラセナSは1日1~4回なので、最低でも朝昼晩塗布できると良いでしょう(^^)/
そして、薬だけでなく生活習慣も改善して再発予防も心がける必要があります。
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを減らす
- ビタミンB群を摂る
- 免疫力を落とさない
再発は免疫低下のサインです!十分な休息をとり、免疫力を上げられるように意識して過ごしていけると良いですね♪
注意事項とまとめ
こんな時は病院へ

- 初めての症状
- 痛みが強い
- 広範囲に広がる
- なかなか治らない
- 何度も繰り返す
初めての症状の場合には、市販薬は使用できないので要受診です。また、症状がひどい場合には全身にウイルスが回ってしまう前に、内服薬が必要なことがあります。内服薬は市販ではありません。適切な医療機関を受診しましょう!
初回で対処するなら…
オンライン受診
とはいえ、初回で困っているのでこちらのページをご覧になっている方も多いはず。病院に行けない場合には、オンライン受診をまずは検討しましょう!
職場や自宅から、スマートフォンやパソコンなどを使用してオンラインで医師の診察を受けられます。ヘルペスの薬はオンラインでの処方も可能です(病院や医師による)。
ヘルペスのオンライン診療|口唇・性器などの再発予防薬も対応|最短1時間でお薬受け取り
オンライン受診で診療時間の予約⇒医師による診断⇒薬局の選択⇒薬剤師による服薬指導を受ける⇒お薬を受け取る といった流れです。
薬の受け取りは郵送や代理の方での受け取りも可能なので、適切な治療を受けるためにも、「病院に行く時間がない!」という方はオンライン受診を上手く使ってみてください!
白色ワセリン/プロペト
これは、正直おススメしませんがどうしてもという方に…
食事をする際や、仕事で痛みが気になるというときの保護として使用することは可能です。ただ、患部を密閉してしまうことでウイルスの増殖を悪化させてしまうこともあります。
病院に行く予定があるけれど、「予約時間がまだ先だ…」「乾燥して余計に痛む」そういったときの緊急手段にすぎません。ここで、注意してほしいのは抗炎症作用をもつ成分を含む塗り薬は使用しないでください。間違いなく悪化します!
塗るとしたら、単純な保湿の白色ワセリンやプロペトを選択してくださいね♪
口唇炎&口角炎なら市販薬OK
もし、唇周りの症状が口唇ヘルペスでなければ、初めてでも市販薬で対処できます♪見分けがつかない場合には、必ず医療機関を受診しましょう。
代表的な薬を一つ上げておきますが、詳しくはこちらの記事を参照してください♪
【なかなか治らない…】口唇炎・口角炎におすすめの市販薬を薬剤師が厳選! | やくちゃの薬学茶屋!
まとめ
口唇ヘルペスは…
- 再発なら市販薬で対応可能
- 市販薬はすぐに手に入るものを選べばOK
- 初期対応、早めの治療が大事!
- 生活習慣の改善も、早く治すポイント!
- 初回の場合は、医療機関を受診!
- オンライン受診もうまく利用しましょう
ピリピリし始めたら、即治療!ウイルスは感染力もあるので、なるべく触らないようにして適切な治療をしましょう♪いち早く不快な症状が改善できますように♡
