【第111回 問212】ドラッグストア×薬剤師国家試験を結び付けて覚えよう!

今回は、季節性アレルギー(花粉症)の問題だね♪実際の現場で1番知識を発揮できる分野だよ!
一般問題【薬学実践問題】

第111回 問212
34 歳男性。運送業でトラックを運転している。毎年、春先になると鼻の調子が悪くなっていたが、特に薬は使用していなかった。
今年も2月末から症状が出始めたが、3月に入ると悪化してきたため、一般用医薬品を求めて薬局を訪れた。以下は、男性と対応した薬剤師との会話である。

1週間前からくしゃみと透明な鼻水が出て、数日前から鼻がつまっています。車の運転に支障が出ないように、眠くならない薬を使いたいのですが、どの薬がお勧めですか。

点鼻薬がありますが、いかがですか。

点鼻薬は苦手なので、飲み薬はありませんか。

飲み薬でしたらこちらのロラタジン錠又は ア はいかがですか
薬剤師がこの男性に提案する一般用医薬品アの有効成分として最も適切なのはど
れか。1つ選べ。
1 セチリジン塩酸塩
2 エピナスチン塩酸塩
3 フェキソフェナジン塩酸塩
4 ベポタスチンベシル酸塩
5 ジフェンヒドラミン塩酸塩
解答・解説
解答:3
正解はフェキソフェナジンです(^^)
「してはいけないこと」の欄に「乗物または機械類の運転操作」の記載がない物は、フェキソフェナジンのみです!
トラックの運転をするので、眠気の出づらい抗ヒスタミン薬として代表的なフェキソフェナジンを選択しましょう♪
代表的な商品名でいうと…アレグラです!CMで見たことありませんか????
抗ヒスタミン薬の選び方 さらに詳しく!
これは、実際の現場でも本当に大事な問題です(^^)/
今回の選択肢は全て、アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬なので、患者背景を気にせず、くしゃみと鼻水を抑える!ならどれを選んでも正解です♪
しかし、一般用医薬品の販売をするにあたって、患者様の併用薬や、既往歴、普段の生活にまで踏み込むことが重要です。
アレルギーを抑える薬で気にしなければいけないのは…
- 緑内障・前立腺肥大の既往歴
- 機械の運転操作をするか
こちらの2点はマストで確認をします!
そして、今回の患者様の背景を一度まとめます。
- 34歳男性
- 運送業でトラックを運転
- 毎年、春先になると鼻の調子が悪くなる
- 1週間前からくしゃみと透明な鼻水
- 数日前から鼻がつまっている
- 眠くならない薬を使いたい
- 点鼻薬は苦手
季節性アレルギーの症状でご来局されたようですね!私たちが選ぶのは、機械の運転OKな、抗ヒスタミン薬の内服薬♪
結論から言うと、「してはいけないこと」の欄に「乗物または機械類の運転操作」の記載がない市販薬は、ロラタジン・フェキソフェナジンのみです!
ですが、もう少し患者背景を詰めて理解を深めていきましょう(^^)/
先程記載した通り、①緑内障や前立腺肥大の既往があるか ②機械の運転操作をするかを確認して薬を選んでいきたいのですが…
今回は緑内障や前立腺肥大については一切触れられていません。
もし、緑内障・前立腺肥大の診断を受けていたら、第一世代抗ヒスタミン薬には、抗コリン作用があるため避ける必要があります。
ただ、第一世代の抗ヒスタミン薬は種類が少ないだけでなく、眠気の副作用も強く、わざわざ選ぶ必要が無い!というのが、現場での実態です。
今回の選択肢の中では、5:ジフェンヒドラミン塩酸塩が、第一世代の抗ヒスタミン薬になるので、緑内障や前立腺肥大の患者様には販売を避けるようにしましょう!

市販薬で含まれる第一世代の抗ヒスタミン薬は、ジフェンヒドラミンやクロルフェニラミンがあります。併せて覚えましょう!
そして、今回の本題。②機械の運転操作をするか という部分での出題でしたね♪
5:ジフェンヒドラミン以外は、すべて第二世代の抗ヒスタミン薬ですが…
機械の運転をしても使用できる市販の抗ヒスタミン薬は、ロラタジンとフェキソフェナジンだけです!処方薬では、ビラスチン(ビラノア)も使用できます。
数が少ないので、さくっと覚えておきましょう(^^)/
是非、理解を深めるために、ドラッグストアの売り場に行ってみると良いですよ♡
クラリチン(ロラタジン)とアレグラ(フェキソフェナジン)の周りに、「眠くなりづらい!運転する方はこちら!」みたいなPOPが設置されていることがあります♪
POPが無くても、外箱の裏箱を実際に見てみるのも良いですね(^^)/
ドラッグストア薬剤師の私がおススメする花粉症の薬についての記事もあるので、是非参考にしてみてくださいね♡
まとめ
今回は、季節性アレルギーで、運転をする方におススメする内服薬について解説していきました。
鼻水・くしゃみ・鼻づまりがある方には、点鼻薬や内服薬を選択することができます。
- 緑内障・前立腺肥大の既往歴
- 機械の運転操作をするか
内服薬を選択する場合には、以下の2点の確認をマストで行いましょう!
第一世代の抗ヒスタミン薬は、眠気が出やすく、抗コリン作用もあるため、緑内障・前立腺肥大のある方は避ける必要があります。
そして、OTCの現場では、わざわざ第一世代は選択しないというのが実態です。
一般的に第二世代の抗ヒスタミン薬が、季節性アレルギーには使われますが、中でも機械の操作の制限がないのは、ロラタジン・フェキソフェナジンのみ。処方ではビラスチンもOKです♪
是非、ドラッグストアの商品と紐づけて、幅広く知識を付けて国家試験に臨んでもらえると嬉しいです♪
国家試験に向けて、勉強ファイト~~~~~~~~~~~!!

