お酒を飲んだ翌日に頭痛やだるさに悩まされた経験はありませんか?

楽しかった時間と引き換えに、つらい時間がつづく二日酔い。

二日酔いになってしまった、体内の水分バランスや体の巡りを整えることで、翌日の不快感を和らげてくれるのがアルピタンです。

アルピタンにはアルピタンとアルピタンγ(ガンマ)の2種類あり、それぞれ配合されている漢方(生薬)が違います。

今回はアルピタンとアルピタンγ(ガンマ)の正体と違い、成分の特徴について詳しく解説します。

アルピタン(γ)とは?五苓散と茵蔯五苓散の違い

アルピタンシリーズは、アルコールによる不調を改善する、小林製薬から発売の第2類医薬品です。

アルコール頭痛を感じる方に「アルピタン」。アルコールによる酒残りに「アルピタンγ」。これらの違いについて解説します。

アルピタン

アルピタンは、五苓散(ごれいさん)という漢方を配合した医薬品です。

アルコールなどによる頭痛や二日酔いに効果があり、体内の水分バランスを整えることで、つらい頭痛や吐き気などの症状を緩和します。

アルピタンγ(ガンマ)

一方、アルピタンγ(ガンマ)は茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)を配合し、お酒の飲み過ぎによる酒残りやだるさの改善をサポートします。

肝臓の働きを助け、アルコールなどによる代謝へのアプローチと水分代謝を促すことで翌日の不快感を軽減してくれます。

アルピタン(γ)の配合生薬は?

アルコールによる不調を改善する、漢方薬である五苓散のアルピタン/茵蔯五苓散のアルピタンγには、それぞれ配合されている生薬に違いがあります。

アルピタン(五苓散)

五苓散エキスに含まれる5つの生薬が配合されています。

  • タクシャ
  • チョレイ
  • ブクリョウ
  • ビャクジュツ
  • ケイヒ

体内の余分な水分を尿として排出し頭痛、吐き気、下痢などを緩和し、頭に上がった気の巡りをスムーズにして、他の生薬の水分代謝をよりサポートします。

のどが渇くのに尿量が少ない、水分代謝が悪いタイプの頭痛やむくみの他に、アルコールによる頭痛や二日酔いにも用いられています。

アルピタンγ(茵蔯五苓散)

水分代謝を整える五苓散に、お酒による熱や湿気を取り除くインチンコウ(茵蔯蒿)を加えた処方です。

  • タクシャ
  • チョレイ
  • ブクリョウ
  • ビャクジュツ
  • ケイヒ
  • インチンコウ

インチンコウという生薬には、胆汁の分泌を促して肝臓の働きを助ける作用があり、お酒によるダメージにもアプローチすることで、しつこい二日酔いのむかつきやだるさを和らげてくれます。

アルピタン(γ)の服用タイミング

アルピタンは顆粒タイプで、2歳以上から使用できます。一方でアルピタンγは錠剤タイプで15歳以上から服用できます。

お酒によるトラブル以外にも、有効成分である五苓散が水分代謝を良くして、不調を改善します。

アルピタン(顆粒タイプ)

体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、頭痛、はきけ、嘔吐、めまい、腹痛、むくみ等のいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、むくみ、頭痛、二日酔。

「アルコール頭痛」の原因・症状と「アルピタン」の特徴|アルコール頭痛にはアルピタン|小林製薬

 

アルピタン(五苓散)は2歳以上の小児から使用することが可能です。

年齢に合わせて、1回量を間違えないように服用しましょう。

年齢1回量
15歳以上1包
7歳以上15歳未満2/3包
4歳以上7歳未満1/2包
2歳以上4歳未満1/3包

漢方薬は、空腹時の服用が成分の吸収が安定しやすく効果を最大限に発揮するとされています。アルピタンは1日3回、食前または食間の空腹時に服用しましょう。

※2歳未満は服用できません。

アルピタンγ(錠剤タイプ)

体力中等度以上をめやすとして、のどが渇いて、尿量が少ないものの次の諸症:嘔吐、じんましん、二日酔、むくみ。

「酒残り」の原因・症状と「アルピタンγ」の特徴|酒残りにはアルピタンγ|小林製薬

年齢1回量
15歳以上4錠

1日2回食前または食間の空腹時に服用します。

※15歳未満は服用できません。

アルピタン(γ)は、お酒を飲む前でも飲んだ翌日でも、症状に合わせて服用することができます。

二日酔いが不安の場合には、お酒を飲む前に服用すると肝臓でのアルコールの分解・代謝を促進して二日酔い予防になります。

アルピタンシリーズが向いている人

アルピタンシリーズの服用を迷っている方は、以下の症状があるか確認してみましょう。

  •  飲酒後に頭痛が起こりやすい
  •  吐き気、むかつきがある
  •  むくみやすい
  •  酒残りで体が重だるい
  •  頭痛や吐き気がある
  •  普段からお酒をよく飲む人

このような症状がある場合には、アルピタンが向いているかもしれません。

頭痛が中心ならアルピタン、だるさや酒残りが中心ならアルピタンγを選ぶとよいでしょう。

アルピタンの注意点と受診目安

アルコール代謝の強い味方であるアルピタンですが、注意点もあります。

また、二日酔いと思っていたものが思わぬ疾患の可能性もあるので、不調が続く場合には受診も検討してください。

服用時の注意点

  • お酒の飲みすぎ/深酒
  • 他の生薬との併用
  • 繰り返しの腹痛を伴う便意(しぶり腹)

お酒は身体に負荷をかけます。適度な飲酒量に抑えるようにしましょう

他の漢方薬と併用する場合には、成分重複による副作用を防止するため、登録販売者や薬剤師に相談してください。

しぶり腹は、隠れた疾患の可能性があるため、医療機関の受診が優先です。

また、アルピタンγは比較的体力がある方に向いている処方なので、虚弱、冷えが強い、胃腸が弱い人は服用前に医師、薬剤師に相談してください。

受診目安

皮膚の発疹、発赤、かゆみ、下痢、腹痛 など、薬を服用しての副作用とみられる症状があればすぐに服用を中止しましょう。

急性胃腸炎、二日酔い、水溶性下痢、暑気で服用した場合に、5~6日間服用しても症状がよくならない場合には、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

まとめ

アルピタンシリーズはアルコールによる不調を改善する、小林製薬から発売の第2類医薬品です。

五苓散・茵蔯五苓散といった、漢方処方で体内の水分代謝をサポートすることによりアルコールによる不調を改善します。

お酒を楽しみたい方は、症状に合わせてアルピタンを上手に活用し、飲み過ぎや脱水にも注意しましょう。

服用しているからといって気が緩んでしまい、飲み過ぎは禁物です。適度な飲酒量に抑えることが、二日酔いにならない一番の対策です♪

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