【ステロイドは使える?】デリケートゾーンのかゆみ・かぶれに使用できる市販薬
夏のムレや下着のスレなどで起こるデリケートゾーンの悩みは一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
デリケートゾーン用の薬もあれば、部位が限定されていない薬もドラッグストアには並んでいます。
ステロイドは炎症に効くとは言うけれど、デリケートゾーンに使ってもいいのかな?そんな悩みを持つ方も多いはず。
ステロイドは強さや、デリケートゾーンの症状次第で不快な症状を改善できる可能性があります。
そこで今回はデリケートゾーンのかゆみ・かぶれの原因と市販薬の選び方、使用時の注意点を解説します。
- かゆみ・かぶれの原因は?
- デリケートゾーンのかぶれ・かゆみに効果的な市販薬
- 薬を使用するときの注意点
- 自己判断でのステロイド剤の使用はNG
- 粘膜部分には塗らない・薬は用法通り使う
- カンジタの薬と他の薬を併用しない
- 自己判断でのステロイド剤の使用はNG
- 病院に受診する目安は?
- デリケートゾーンのケア方法
- まとめ
かゆみ・かぶれの原因は?
デリケートゾーンのかゆみ・かぶれの主な原因は生理的、物理的な刺激と感染症です。
ご自身のトラブルの原因をまずは探してみましょう。
1. 汗やムレ・摩擦によるかぶれ
高温多湿な環境、ナプキンなどの着用によって下着の中がムレると皮膚のバリア機能が低下します。
そこに下着の擦れ、汗、経血の刺激が加わり赤みやヒリヒリ感、一時的な強いかゆみが起こっているかもしれません。
2. 腟カンジダ症などの感染症
体調不良やストレス、免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れなどをきっかけに、もともと体内にいる常在菌(カンジダ菌)が異常増殖しているかもしれません。
我慢できないほどの強いかゆみや赤みに加えヨーグルト状、カッテージチーズ状のポロポロとした白いおりものが出ている場合には、膣カンジダ症の疑いがあります。
※カンジタは再発時のみ市販薬を使用することができます。
デリケートゾーンのかぶれ・かゆみに効果的な市販薬
軽い症状であれば、肌への刺激が少ない非ステロイド性のかゆみ止めがおすすめですが、炎症が強い場合にはステロイドを使用することで、症状を改善することもできます。
しかし、おりものが増えていたり、じりじりといた痛みを伴う膣カンジダ症の場合にステロイドを使うと症状を悪化させてしまうリスクがあります。
膣カンジダ症については、別の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
非ステロイド性薬
デリケートゾーンの気になるかゆみには非ステロイド性の薬をおススメします。
ステロイドはかえって刺激になってしまい、症状を悪化させてしまうリスクもあります。
フェミニーナ軟膏
局所麻酔成分のリドカインが含まれるのが特徴。つらいかゆみの鎮静作用があるので、すぐに効かせたい!という方にはフェミニーナ軟膏がおススメです♪
デリケアb
グリチルレチン酸が含まれるのが特徴。生薬由来の成分でかぶれなどの炎症を抑える作用があります。
二つの薬に共通して含まれているのが、ジフェンヒドラミン/イソプロピルメチルフェノール/トコフェロール酢酸エステルです。
抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミンがかゆみの元をブロック。
イソプロピルメチルフェノールは雑菌の繁殖を抑え、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)は皮膚の修復を助けます。

より、即効性を求める場合にはフェミニーナ軟膏がおススメ♪デリケートゾーンの痒みは早く対処することが重要だよ!
ステロイド薬
症状がひどい場合には、ステロイドを使用することも可能ですが、避ける方が無難です。
デリケートゾーンは薬の吸収が他の部位と比べて何十倍も高くなり、ステロイドのランク(強さ)には注意が必要です。一般的には、ウィーク又はマイルドタイプのステロイドを症することをおススメします。
そして、ステロイド薬を使用する場合には、短期間で塗布を中止するようにしましょう。
ステロイド薬を使う時は薬剤師に相談をするか、医師の判断で適切な強さの薬を使用するようにしてください。

デリケートゾーンは、ステロイドの吸収が腕の40倍以上とも言われているよ。非ステロイド性から始めて、治らない場合は医療機関の受診だね!
抗真菌薬(腟カンジダの再発)
過去に医師から腟カンジダの診断、治療を受けたことがある再発の場合のみ、薬剤師のいるドラッグストアや薬局で購入できます。
確認事項をクリアすれば、インターネットでの購入も可能です。
腟錠やクリーム・軟膏があり、おりものや熱感があるときは膣錠、外陰部に強いかゆみがある場合は塗り薬を併用します。
カンジタは炎症止めだけでは改善せず、かえって悪化させてしまう可能性があります。
ミコナゾール硝酸塩やクロトリマゾールなどの抗真菌成分を使用することで菌の増殖を抑え、症状の改善を促します。

一度でも膣カンジダになったことがあれば、市販薬で対応できるよ♪初めてだったり、カンジダかわからない場合には医療機関を受診してね!
薬を使用するときの注意点
自己判断でのステロイド剤の使用はNG
かゆみの原因がカンジダなどの感染症である場合、ステロイドを使用すると免疫が抑えられて症状が悪化する恐れがあります。
自己判断での使用は避けるようにしましょう。
粘膜部分には塗らない・薬は用法通り使う
陰部は非常にデリケートな部位で、薬が吸収されやすいので腟内や粘膜に近い部分への使用は避けましょう。
薬の外箱や添付文書に記載のある使用方法以外での使用は厳禁です。
カンジタの薬と他の薬を併用しない
カンジダの薬と他のかゆみ止めを使用するとカンジダ菌が増殖して悪化することがあるので、カンジダの場合には他のかゆみ止めは使用しないようにしましょう。
病院に受診する目安は?

以下のような症状がある場合は市販薬をやめ、すぐに病院に受診してください。
- 初めて強いかゆみや異常を感じた。
- おりものの状態が異常(黄~緑色、量が多い、悪臭)
- 強い痛み、ただれ、水ぶくれ、デキモノがある。
- 市販薬を5〜6日間使用しても改善せずに悪化した。
デリケートゾーンのトラブルは、悪化させてしまうと治りが遅くなり、不快な症状が続いてしまいます。
症状がひどい場合には、自己判断で薬を使用せずに必ず専門家に相談するようにしましょう。
デリケートゾーンのケア方法
1. 通気性と清潔を保つ
締め付けが少なく、通気性に優れた綿(コットン)素材の下着を選ぶと良いです。
ストッキングや締め付けの強いパンツは避け、スカートや緩いシルエットのパンツなど通気性の良い物を選ぶことも予防になります。
また汗をかいたら、出来る限り下着などを交換することも大切です。
2. デリケートゾーン専用ソープで優しく洗う
デリケートゾーンのトラブルは、汗によるかぶれや菌が繁殖することでおきます。入浴時には、清潔を保つために優しく洗うことも重要です。
洗浄力が強いものは肌のバリア機能を壊してしまうこともあります。デリケートゾーン専用の弱酸性ソープをしっかり泡立て、手で優しく洗いましょう。
ただし腟の中まで洗い流すと、自浄作用を持つ常在菌のバランスが崩れてしまうので注意してください。
3. しっかり保湿する
湿った環境だけでなく、乾燥もかゆみを引き起こす原因になります。
冬場の入浴後は、特に保湿力のある低刺激なもので保湿をするようにしましょう。
まとめ

デリケートゾーンのかゆみや赤みには、まず非ステロイド性のデリケートゾーン専用の薬を選ぶのがおすすめです。
ステロイドは炎症には素早く効果を発揮しますが、自己判断の使用はリスクを伴うので、慎重に検討しましょう。
症状が酷くなったり、薬を使っても治らないと感じた場合は、我慢せず病院を受診し医師による適切な治療薬の選択を受けるようにしてください。


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