【昔ながらの生薬製剤】救心の正体って何?動悸・息切れに本当に効く?
「最近、階段を上るだけで息が切れる…」「プレゼン前やストレスを感じたとき、急に胸がドキドキする。」「頭がボーッとして、気力が湧かない。」
そんな体のサインに不安を感じたことはありませんか?
このようなどうきや息切れの対策として、大正時代から使われてきたのが「救心」です。
名前は知っていても、なんとなく高齢者向けの薬では?と思う人も多いでしょう。
今回は救心の特徴、配合されている生薬の働き、飲み方と注意点を分かりやすく解説します。
- 救心の正体は?
- 自然由来の生薬をそのまま活かす製法
- 救心に配合される生薬の特徴と役割
- 救心の種類と飲み方
- 服用時の注意点と受診の目安
- まとめ
救心の正体は?
救心は大正2年(1913年)の創業以来、100年以上にわたり販売されている日本の伝統的な生薬製剤です。
和漢薬の流れを汲み、日本の風土や体質に合わせて動植物生薬を組み合わせて作られています。
自然由来の生薬をそのまま活かす製法
救心は生薬そのものを細かく粉末にし、練り合わせる製法を採用しています。
これにより、生薬が持つ豊かな風味や揮発性の有効成分を逃すことなく、一粒一粒にギュッと閉じ込めることができるのです。
救心には9種類の動植物生薬が配合されていて、それぞれの生薬が組み合わさることで効果を発揮します。
救心に配合される生薬の特徴と役割
めぐりをサポートする生薬
センソ: シナヒキガエルなどの分泌物を集めたもの
ゴオウ: 牛の胆のう中に生じた結石で大変貴重な生薬
元気を補う生薬
ニンジン: 高麗人参の根
ロクジョウ: アカシカなどの雄のまだ硬化していない袋角
緊張やストレスに伴う不調に用いられる生薬
レイヨウカク:サイガレイヨウの角
シンジュ: アコヤガイなどの真珠層からとれる粉末
ジンコウ:ジンチョウゲ科の常緑樹の心材に樹脂が沈着したもの。高貴な香りがする
気つけや吸収を助ける生薬
リュウノウ: リュウノウジュの樹脂などから得られる結晶
ドウブツタン: クマなどの胆汁を乾燥させたもの
生薬は、植物だけでなく動物からも生成されます。
成分をよく見るとそんなのを口にして大丈夫なの?と思うかもしれませんが、古くから使用されているものなので、安心してくださいね♪
救心の種類と飲み方
救心には、いくつか種類があります。昔ながらの丸剤や飲みやすい錠剤、少し配合が変わった個包装のカプセルタイプです。
効果的な飲み方や服用するタイミングも解説していきます。
救心の種類
救心にはライフスタイルや好みに合わせて3つのタイプがあります。
また救心は15歳未満は服用できないので注意しましょう。
救心(丸剤)
1回2粒、1日3回(朝・夕・就寝前)
どうき、息切れ、めまい、だるくて気力が出ないときに黒い粒で昔ながらの小さな丸剤。
すばやく溶けて吸収されるように工夫されています。
救心錠剤
1回1錠、1日3回(朝・夕・就寝前)
仕事のストレスや緊張の動悸、疲れでボーッとする人に。丸剤より匂いがなく飲みやすく、携帯に便利です。
1回1錠で良いのも飲みやすいポイントです♪
救心カプセルF
1回2カプセル、1日3回(朝・夕・就寝前)
他の救心シリーズとは少し違う配合になっており、循環器系・神経系に効果的に働く生薬が配合されています。
更年期特有の自律神経の乱れによる動悸やのぼせにも効果的です。
女性にも使いやすいピンクのデザインで、1つずつ包装されているPTPタイプで保存性・安定性にも優れています♪
救心の飲み方
救心は、口の中で噛まない・溶かさないようにしてください。
主成分(センソ)の性質上、口の中で噛んだり溶かしたりすると舌や口の中にしびれ感が残ることがあります。
そのため、水かお湯で飲み込むようにしましょう。
救心を服用するタイミングは?
どうき・息切れ・気つけなどの症状があるときに服用します。
食事の前後は問わないので、症状が気になったタイミングですぐ飲むことが大事です。
- 階段や坂道で息が切れやすい
- 緊張やストレスで胸がドキドキする
- 暑さや疲れで頭がボーッとしたとき
- 気分がすぐれないときの気つけなど
※気つけとは意識が遠のきそうなときや、頭がボーッとした状態のこと
苦しさを感じたり、脈の乱れ、ぼーっとするような症状がでたら、1日3回までの用量を守って服用すると良いです。
救心は飲み続けて良いか?
どうき・息切れ・めまいなどが起きたときに服用でき、生薬はすみやかに吸収・代謝されるので、長く続けることなくその場の症状を改善できます。
また日常的な体調管理としても服用できますが、動悸や息切れは、心臓に負担がかかっていたり血管が詰まっている可能性もあります。
漠然として救心だけを頼りに生活するのは危険なので、5〜6日使用しても改善しなければ医療機関の受診を検討してください。
服用時の注意点と受診の目安
救心はいざという時の心強い味方にはなりますが、注意事項もあります。
- 他の強心薬と併用はNG
- 妊娠中または妊娠の可能性がある人
- 心臓疾患などの治療を受けている人
強心薬を服用している方は、服用を避けてください。
妊娠中や心臓疾患で治療を受けている方は、主治医に必ず相談してから服用を検討してください。
薬剤師としては、妊娠中・心臓疾患で治療を受けている方は気になる症状の原因をはっきりさせたうえで、医療機関で適切な処方を受ける事をおススメします。
また、このような方は服用を中止して医療機関を受診してください。
- 5〜6日服用しても症状が良くならない
- 不安な症状が続く場合
隠れた重大な疾患があるかもしれません。定期的な健康診断でのモニタリング、医療機関での適切な治療を受けましょう。
まとめ
救心は幅広い世代の体調管理、健康管理に役立つ生薬製剤です。
急な動悸や息切れ、大事な時の緊張緩和にも強い味方になってくれます♪
昔ながらの丸剤、飲みやすい錠剤、個包装のカプセル。めぐりのいい生活を心がけたい方の日常に是非活用してみてはいかがでしょうか。
救心って何が入っているんだろう?飲み続けても良いのかな?といった疑問を持つ方の参考になれば幸いです♪
ストレスや乱れた生活習慣も改善して快適にすごしましょう!

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